燕三条の特徴

燕と三条はわずか中心部で10Km位しか離れておりませんが、それぞれが独自の産業を作ってきました。戦後燕は洋食器と器物、三条は刃物と金物が全国に知れ渡りました。又燃焼器、農機具等の機能部品も興隆を極めました。全般的に見れば、金属加工業の集団であり、完成品を作成する為にその周辺業界が台頭しました。コイルセンター、特殊鋼センター、熱処理業、表面処理業、金型業、販売問屋等、中小企業の大集団で、中小企業地域として今や全国的に有名です。
近年家電製品の燃焼機具、クーラー等のメーカーが出現し、プラスチックの製品、組み立て等の需要が出て、それらの加工業も林立しております。

昨今産地産業である洋食器、工具が衰退し、それに替わる新産業が台頭してきました。又大企業からの部品加工の依頼も増え始め、変換期にきております。
金属でもステンレスなど特殊金属加工が有名で、近頃はチタンを対象にした物もちらほら話がでております。電気部品等プラスチック製品も多く、金型、成形工場も数多く点在しております。
それらの基幹産業である金型業もこの県央近辺で250社を数え、プレス、プラスチック、鍛造、ダイキャスト、ゴム、など多彩にわたり対応しております。